「色川」訪問記。美しい集落で感じた愛と希望


4月に和歌山県新宮市熊野川町に移住して来てから、無農薬栽培や有機農法や自然農法などの野菜を求めて、色々と探していました。


新宮の自然食品店でも入手できますが、葉野菜の入荷も週に一度なので、買い出しに行くタイミングと合わせるのが難しかったりします。



そんな中たどり着いたのが、那智勝浦町の色川旬菜さんの野菜でした。


色川旬菜という有機農業の生産者グループが、新宮や那智勝浦のスーパーでも野菜を販売されています。




移住前に夫が、東京のふるさと回帰支援センターで開催されていた移住促進セミナーに何度か参加していました。


その中で、色川に移住されて無農薬栽培のお茶の生産をされている方の体験談を聴く機会があり、色川は有機農業を志す方々が集まった集落だということを聴いていたんです。




味が濃く、香りも良く、えぐみがなく、とても美味しいお野菜です。


家族みんな大ファンになっています♪


いつもご馳走様です!




色川って、どんなところなのかなぁ?


もしかしたら、わたしたちも移住して有機農業をすることも、あり得るかもね……


やっぱり一度行ってみたいね……


と夫と二人で話していました。




そんなわけで

5月13日に行って来ましたよ♪



長男は小学校なので、1歳の次男を連れて3人で向かいます。


この日は本降りの雨でした。


那智勝浦インターを降りて、色川までは山を登って行きます。


インターから集落までは距離にして10km程ですが、山道を登っていくので、平坦な道よりも随分と走っている感じがします。


何度も耳抜きをしないと、耳が痛くなってきます。


色川に近づくと片側通行しかできない道幅になり、道の左側は崖で所々ガードレールもありません。


道の右側はドブになっています。


汗……


雨が降っているし、もしもスリップして崖から落ちたら……


緊張感が高まります。




対向車が来ませんように……!


キタ━(~_~;)━!


うっわぁーーー落ないでーーー・・・


相手は宅配便の車で、おたがいになんとかギリギリで、すれ違うことができました。




無事に目的地まで到着!


ぁぁ 生きてて よかった……!




深緑の山々や新緑の茶畑の緑色のなかに、あわむらさき色の花が映えて美しい景観でした。


色川は那智勝浦町の山の中に、古民家と田圃と茶畑が並んでいる美しい小さな集落です。


40年前から、有機農業を志す方々が住み始めたそうです。


住民の4割が移住者という珍しい集落です。




野菜の直売や宅配もされている物産店をネットで見つけて、数日前に電話で問い合わせてみましたが、「熊野川町は遠くて宅配はできない」とのことだったので、行ってみることにしました。


この日は、残念ながらお野菜の直売はなかったのですが、果樹や野菜を生産されている方のお宅を訪問させていただけることになり、お邪魔してきました。




突然の訪問にもかかわらず快く迎えてくださり、土間の中でゆっくりと、農業や移住についてのお話ができました。


10年以上前に東京から古民家に移住されて、少量多品目栽培の畑とブルーベリーなどの果樹園と田圃の有機農業をされているそうです。




話をしているうちに、そろそろ息子が小学校から下校する時間になるので、おいとますることに。


庭に出ると、広い縁側の水たまりにヤモリが沢山います。




畑や果樹園が見渡せる広い縁側・・・


柴犬の親子がのんびりとくつろいでいる・・・


旬のお野菜がのびのびと育つ畑・・・


沢の水が引かれた庭・・・




すべてが彼女の一部であり、愛そのものだと感じました・・・


こんなふうに愛を感じたのは初めての体験でした・・・




お話をしているときに、奥ゆきが深く静かで力強い彼女の瞳が、ふしぎとわたしたちを勇気づけてくれていたように思います。



悠然 (……物事に動ぜず、ゆったりと落ち着いているさま) という表現がまさにぴったりとする方で、この空間にも自然とゆったりとした時間の流れがあるように感じました。




葡萄の原種


ちっちゃな粒の中に種があるそうです




小さなそら豆たちが、元気に育っていました




「この子が食べる葉っぱくらいならあげるわよ」

と息子の離乳食用に

大きな白菜・小松菜・茎ブロッコリー・大根・ミツバをお土産にくださいました。


.

.



緑の葉っぱが大好きなあいちゃんも、喜んで食べました。


ありがとうございます!


ほんとうに唯々感謝です。。。




わたしたちも熊野川町の古民家に移住して、自然農法の野菜を自給するのが夢でした。


けれども、はっきりとした想像ができないというか……、どこか現実味が無さ過ぎる感じだったんです。



不耕起の自然農をやってみたいと母に話したときに

「そんな簡単には上手くできないよ」

と言われて、わたしのなかの「農業は大変」というネガティブな気持ちに焦点が当たっていたのかな。




でも、愛が満ち充ちている時空間を味わってから、「こんな時空間に溶け込むことが夢だったんだな…」と気づけたんです。


「大変なことだとしても、夢を実現したい」と思えました。



きっと、この日の訪問で愛を目の当たりに感じたのを境に、意識の奥深いところで、人生観のような大きな次元での変化がおこった気がしました。




それで、ほんとうに、良い方向に歯車が動き出したのかもしれません。


この数日後に、熊野川町の集落に古民家を貸してくださる方をご紹介して頂けたのです!


しかも、縁側があって、家の前に広い畑や果樹があって、湧き水が引ける家……という天にオーダーしたとおりでした……!




庭から取ってくれた三つ葉は、ベランダで育てています♡



2017年6月20日の日記



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